【現像のお話】いったい現像ってなんだ?vol.2

皆さまこんにちは!航空写真家の深澤明です。「いったい現像ってなんだ?」シリーズの第2弾をお送りいたします。

「JPEG」か「RAW」かよりも一番大切なのは、撮影の現場における「レンズ前(まえ)」のことであり、「レンズ後(あと)」である現像にすべてのキモがあるわけではありません。光や構図、ヒコーキの動きに対する読み。そして何よりもどう表現したいか。狙いと意図が重要です。

また、現像やトーン調整などの領域になるとどうしても出てくる、「盛る」「盛りすぎ」という発想は一度捨てたほうが撮影や写真が楽しくなります。

昨年ヒコーキ写真の世界では流行語となったといってもいい「オーバーコントロール」ですが、そもそも「オーバーコントロール」という言葉は写真用語には存在しません。要するに「現像ソフトによる過度のトーンや彩度調整」を指していたと思われます。

写真の表現は自由な発想で自分の感性に変なリミッターをつける必要はないと思います。基本的には感じたまま、ありのままにシャッターを切る。「いい!」と思った瞬間を自分らしさで表現して、できれば人からも「いいね!!」「素敵!!」と評価を得たいですよね。

また、冒頭の「JPEG」か「RAW」かという撮影スタイルもどちらでも良いのです。「これが私のやり方だ」と私からしたら単なる[シャビシャビ写真]にしか見えないようなものを「これが一番良いだろう」「教えてやる」ぐらいの勢いで発表されている方もいらっしゃいますし、「常にJPEGだよ」と天からのささやきのような語りをされる方もいらっしゃいます。

それで良いのです。それぞれ自分の信じた道を行くのが写真の道なのです。

ド本気講座では、光の捉え方や撮影時の設定、その後の現像やトーン調整について語りますが、「この通りにしなさい」「このほうが良いよ」とは伝えていません。

あくまでも航空写真家深澤明が日々仕事の撮影で実践しているワークフローを開示しているに過ぎません。またその日々の実践内容を切り売りしているわけでもありません。そこに受講される皆さんにとって何かしらのヒントやきっかけがあれば良いなと思って誠心誠意想いを込めて語っているだけです。

まずはこの写真を見てください。

早朝に成田に帰国して成田で1案件仕事をして、リムジンバスで羽田へ移動。次の撮影まで時間があったので羽田の国際線ターミナル(3月から第3ターミナル)の展望デッキで撮影したものです。

撮影データは次の通りです。

Nikon D5 80-400mm 1/80 f8 ISO100 ND-8使用

上の写真はそのJPG撮りっぱなし写真です。

写真を仕上げていく場合、何も「RAW」から現像して作り込まなくても、JPG写真をAdobe PhotoshopCCでトーン調整することでできます。

その結果が下の写真です。

これはAdobe PhotoshopCCで「トーンカーブ」調整のみを行っています。色ノリが撮りっぱなしに比べると格段に良くなっていますね。SNSやウェブで掲載する写真なら、JPEGからのトーン調整で十分綺麗に仕上がります。

この「Adobe PhotoshopCCによるヒコーキ写真のトーン調整」については、今後のド本気講座でも詳しく解説していきます。

一言でいえば「PhotoshopCCのトーンカーブ」で画力を上げるための方法です。

しっかり露出や色温度を追い込んで撮影した写真を、よりよく魅せるやり方といっても良いでしょう。

特にSNSでは撮りっぱなしの写真データでは映えません。SNSで写真が映えるためのコツも「Adobe PhotoshopCCによるヒコーキ写真のトーン調整」の中で触れていきます(インスタグラムなどのフィルタ効果とは違う概念です)。

私は仕事でも自主的撮影でも常に「RAW+JPEG」で撮影しています。

「RAW」データをどう扱って良いか。どこまで調整して仕上げたら良いか。そこが悩みどころだと思います。また、現像ソフトは何を使ったら良いのかも、いろいろと比較して考えてみたいですよね。

  1. 純正ソフト (Capture NX-DやDPP)
  2. Adobe系 (LightroomやPhotoshopCCのCameraRAW)
  3. DxOPhotoLab3
  4. その他

いろいろあります。それぞれ特長があります。

実際に上の写真のRAWデータから3種類の現像ソフトで現像しました。

1.純正ソフト Nikon Capture NX-D

2. AdobePhotoshopCCのCameraRAW

3.DxOPhotoLab3

違いがよくわかると思います。

さらに仕上げるとしたら、すぐ上のDxOPhotolab3で現像した写真をAdobe PhotoshopCCのトーンカーブを使って下の写真のようにここまでコントラストを上げることもあります。

この「DxOPhotoLab3を使った現像から仕上げまで」も、今後のド本気講座で詳しく解説していきます。

青空順光の場合、曇天の場合、雨天の場合、朝日や夕陽の場合、夜景の場合。ぞれぞれの場合や場面に応じてちょっとコツを知っているだけであとは応用が効くようになり「写真によって表現する楽しさ」を実感できると思います。

ド本気講座を受講された皆さんからよく「いますぐにでも空港に行って写真を撮りたくなりました!」との声がたくさん寄せられますが、そんなワクワク楽しくなるヒコーキ写真の世界へ誘われる時間を是非とも実感してください。

すべてはヒコーキ写真を愛する皆さまのココロ豊な人生のために。

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